北国の風土と、牛への愛情が育んだ「味の芸術品」。

前沢牛

前沢牛の特徴

北国の自然豊かな風土と牛飼いの牛への愛情が育んだ、香り高い上質な牛肉です。
餌は農家それぞれオリジナルの配合を行っており、我が家の牛にあった飼養管理を確立し、まさに「職人芸」ともいうべき肥育技術により高品質な牛肉が生み出されています。その結果、全国肉用牛枝肉共励会において、全国最多の通算5度の名誉賞(日本一)を受賞しています。定義として、牛の品種は黒毛和種に限る。から始まり、牛の個体識別のための情報、及び管理状況を常に確認できる状態であることなど非常に厳しく細かく決められています。
前沢牛は、上質で決め細やかな霜降りで、肉質が抜群に良く、包丁を入れたときの肉のしっとり感がなんとも言えない手ごたえです。ロースに指を乗せると自然と沈んでいきます。これは脂の質がすばらしい証拠で、食したときに肉が溶けるようにやわらかく感じます。香りも芳醇で、下味をして焼くと上等なバターの香りがたちあがります。

前沢牛の産地

 前沢牛の育つ、岩手県奥州市前沢区は良質な米の産地でもあり、その稲わら(ひとめぼれ等の)などが、前沢牛の特徴である鮮やかな霜降り肉を作り出しています。
 北上盆地の南部に位置するこの場所は、内陸性の穏やかな気候と豊富な水、肥沃な大地が豊かな米作りに適しています。牛たちの食べ物も豊富で、さらに暑さに弱く、寒さに強い牛たちが暮らすのに最高の条件の土地です。牛舎の隅々まできれいにし、毛並みを整え、時には話しかけながら愛情を込めてお世話をしています。こうした細やかな気配りが牛たちを安心させています。

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