選りすぐりの称号、神戸ビーフ。
神戸ビーフ
神戸ビーフの特徴
「但馬牛」の中でも、一定の品質基準を満たす「選りすぐり」だけが、「神戸ビーフ」の称号をえるのです。
きめ細かく上品な甘みのある赤身が、脂肪の風味・香りと溶け合うハーモニー。
神戸ビーフの美味しさの秘密は、人肌で溶けるほど融点の低いサシ(脂肪分)が筋肉の中に細かく入り込んだ状態、いわゆる「霜降り」です。また、美味しさの決め手であるイノシン酸やオレイン酸が豊富であることも科学分析で明らかになっています。
薄く弾力に富む皮膚と、産毛のように柔らかい毛、引き締まった筋肉をもつ神戸ビーフ。肉の味のよさはもちろんのこと、骨が細かく皮下脂肪が少ないため、可食部が多く、まさに食用には最高の資質に恵まれた品種です。
昼と夜の気温差が大きく、夜霜が降りるこの地方で育つ柔らかい牧草と、またミネラル分豊富な水のおかげで、特有の肉質が作られるのです。
神戸ビーフの歴史
但馬牛のふるさとは、日本海に面し、平野が少ない兵庫県北部の山地・但馬地方。その起源は古く、平安時代初期に書かれた「続日本紀」にも但馬牛についての記述が見られます。小柄で引き締まった身体を持ち、狭い棚田で農作業や荷物の運搬に小回りよく動けるために重要されてきた但馬牛。
その血統からは、性質温
順で、身体つきも気立てもよい牛が代々生まれ、次第に但馬地方のみならず兵庫県内各地で飼育されるようになりました。